『アメリカの現地校でも勉強することだから、
なにも…日本語クラスでわざわざあつかわなくても・・・』
とも言えるでしょうが…。
数えるときの(ほん/ぽん,ひき/ぴき)の区別と同じように、『ふん/ぷん』の使い分けも、アメリカで生まれ育つ子には難しいことなのです。
「ぼくは【時】も【分】も書けるよ!」と言う子にも、あえて、平仮名で書かせて『ふ/ぷ』を認識させます。
★「十中八九」や「二十本」,「五十歩百歩」など、近年「ジュッ」の支持率が高くなっていますが、辞書の主流にそってテストでは
音読み=ジュウ,ジッ
訓読み=とお と答えるように指導しています。
十の訓読みは「トー」と発音しますが仮名表記は「とお」です。
「▼と▲で□/◎は〇に~~多い/少ない」などの助詞の学習につながります。
ぜひ、
・目につく場所に丸型のアナログ時計をおきましょう。
そして
・「朝○時ですよ。おはよう。」
「昼○時になったら、~~に行く準備をしましょうね。」
「お勉強は夜◎時にはやめようね。」
「●時からご飯ですよ。」
と、親子一緒に時刻を意識しましょう。タイムマネージメントの能力につながるがるはずです。
・最初は短い針だけに注目させて
「短い針が2~3のあいだにあるときは2時
短い針が11~12のあいだにあるときが11時」と言わせます。
・日常生活と結び付けて、朝の8時と夜の8時があることを教えます。
・短針が読めるようになったら、
文字盤の360度を60等分した長い針の練習です。
図形や分数の理解につながるはずです。
クラスでは「1-2-3----60」と数えてから時計の長い針を
1目盛り動かします。
(左のアニメは5秒刻みです。)
60秒=1分で、この時間の●個ぶんが●分間です。
そして、プリントで時刻と時間を確かめます。
★五時四十五分というぐあいに、子どもたちは漢字を使いたがりますが、横書きの場合は
5時45分とアラビア数字で書かせてください。
漢数字の使用は【縦書きの場合】、というのが基本です。